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技術者の信念   技術者倫理とリスクマネジメント―事故はどうして防げなかったのか? 

 製造業に身を置く者として、製造現場の事故と重大製品事故の発生はもっとも恐れる事態です。
企業業績に影響を与えることはいうまでもありませんが、何よりも人身被害を発生させてしまいます。
しかし残念ながら事故の発生を完全に防ぐことができないのも事実です。

 どうして事故が防げないのか、あるいは防げなかったのか。

 重大製品事故とまではいかないまでも、不良発生やそれに伴うクレーム処理等で工場の設計部門、品質保証部門の人間と打ち合わせをもつ機会があります。リスクの把握や低減について、彼らは十分に理解しているはず。少なくとも毎日がきった、はったの販売部門の人間よりは、論理的だろうと思っていたですが、たまにどうにも話というか考え方が噛み合ないときがあります。
本社管理部門がリスクマネジメントの旗を振るのは簡単です。しかし技術者が納得して自ら実行できるものでなければ、形式的なものにとどまってしまいます。

 前置きが長くなりました。技術者の側にたちつつリスクマネジメントを説いたものはないかと書店をうろうろして見つけたのがこの「技術者論理とリスクマネジメント」です。
 著者は実際に化学メーカーに勤務されていた方です。自分が開発責任者をつとめたプラントが爆発事故を起こし、犠牲者を出したことを契機に「技術者としてどうすればよかったか」「事故を未然に防ぐことはできなかったか」を考えて生きてきた」(はじめに)とあり、以降「技術者倫理」「リスクマネジメント」「技術者と経営者」「説明責任」「危機管理」「ヒューマンエラー」「製造物責任」「技術者の行動」「内部告発とジレンマ」「技術者として期待されていること」についてここ20年で起こった事故例と、それに関する論考をとりあげながら、技術者の先輩としての肉声に近い意見を述べられています。技術者を対象にした内容とはいえ、書かれていることは企業のどの部門にも共通していえることではあります。終盤の「技術者として期待されていること」「おわりに」を読むと、本当に著者の信念と後進への想いがひしひしと伝わってきます。

 2年前に刊行された書籍ですので、既に読まれた方もいるかもしれません(誰よりもどこよりも遅いブックレビュー)
設計、製造部門、品質保証部門のマネージャーに特に薦めたい1冊です。もちろん製造業の法務、広報にも。

 本日はこんなところで。


技術者倫理とリスクマネジメント―事故はどうして防げなかったのか?技術者倫理とリスクマネジメント―事故はどうして防げなかったのか?
(2012/02)
中村 昌允

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2014/03/20 Thu. 06:52 -edit- Trackback 0 / Comment 0

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