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公表か、非公表か 

 今夜(13日)は東京は春の嵐模様だったようで。ようで、というのはずっと地下街で呑んでいたので地上の有様を全然気にもしていなかったということで。

「いいタイミングで公表しましたね」と業界団体の分科会で声をかけられました。
1ヶ月前の関東甲信地方の記録的な降雪の影響が業界全体に及んでいて、いまなおその対応に追われていますが、今日の分科会は業界団体としての反省と今後のすべきことは何かについての意見交換にけっこうな時間を割きました。そのなかでかけられた言葉です。

 自然災害、事故等により事業所が被災し、取引先との契約の履行に影響を及ぼすことが明らかな場合に、公表するかしないか、公表する場合に公表する情報の範囲をどうするか、経営陣、事業部門と広報は短期間で結論を出さなければなりません。ときに顧問弁護士のリーガルチェックを必要とする場合がありますので、法務担当者も協議の場に連なることになるでしょう。

 今年2月の雪害について公表/非公表をめぐってのつれづれ。
 今回、雪害の公表について企業間でばらつきがありました。いや、揃えばよいということではないのですがちょっと思うことがありまして。

 勤務先は非上場企業なので情報開示にあたって金商法の規定や証券取引所の規程、ルールの対象外にあります。正確にいうと親会社が上場企業ですのでまるで対象外ということではないのですが、親会社グループ事業規模全体に占める割合からいって、勤務先で何かしらあっても、開示すべき情報に該当することは少ないということです。ただ投資家という存在はなくとも、販売先やサプライヤーはかなりの数になりますので、必要があれば(親会社の確認が前提になりますが)公表を行います。今回の雪害は、まさにその事例でした。多少紆余曲折はあったものの公表することで諸々のリスク回避をはかることにしました。販売や資材の担当者が相手先に説明をしたとしても、今は担当者の説明が本当か(会社が公表したことか)、すぐにwebサイトなどで確認されてしまいますからね。公表していないと、そのことをもって「どういうことだ」と担当者が責められることがあるのです。

 一昔前は業界共通の問題が起こったときはトップ企業の動向を確認したり、ときにはトップ企業が業界団体内で音頭とりをして対処したものなのですが、この10年ちょっとの間に企業間の合従連衡なり企業再編が進んでしまいました。業界団体内ではトップ規模の企業であっても、その企業グループ内ではいちカンパニーの立場に置かれてしまっている例があります。その場合どういうことが起こるかというと、そのカンパニーになんらかの事態が生じてもグループ企業としての開示すべき情報に該当しない限りは、タイムリーに情報公表されないということではないでしょうか。
 たしかにIRの面からみれば、株価に影響もしない情報をわざわざ投資家に提供する必要はありませんからね。
 しかし、いまさらいう話でもありませんが企業のステークホルダーは投資家だけではありません。販売先や取引先に担当部門が個別に事情説明を行った際に「なぜそんな大事な話を公表しないのだ?」との問われたときにまさか「会社全体としては微々たる話なので公表まではしないのです」とは答えられないでしょう。
 IRとしては間違いではないかもしれませんが、企業広報としてそれでよいのかというと「?」です。

 まあ、他所様のことをとやかくいえるわけではありませんが、広報、渉外業務を担当するにあたって、目標というか手本にしていた企業が、いちカンパニーの立場となり四苦八苦しているのをみてもの哀しくなってしまったのでした。



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カテゴリ:広報

2014/03/14 Fri. 01:17 -edit- Trackback 0 / Comment 0

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