08« 1.2.3.4.5.6.7.8.9.10.11.12.13.14.15.16.17.18.19.20.21.22.23.24.25.26.27.28.29.30.»10

スポンサーサイト 

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

カテゴリ:スポンサー広告

--/--/-- --. --:-- -edit- Trackback -- / Comment --

△page top

涙を流したとしても 

 ヒアリングの終盤、目の前で対象者である50代半ばのベテラン社員がハンカチで涙を拭いました。
あなたは一体何に対して涙しているのか。

 仕事柄、不正行為をはたらいた従業員のヒアリングに立ち会うことがあります。従業員が千人を超えれば、残念なことではありますが、ある頻度で発生します。なんともやりきれないのはいかにも悪人然とした人間が起こすのではなく、見かけはごく普通の人間が引き起こすことです。会社で横領やら背任をしようという目的で入社する人間はいないでしょうから、職場で置かれた環境や業務状況または私生活の状況によって動機が生まれるのでしょう。
 事実確認のヒアリングで本人がどこまで本当をことを話してくれるかはわかりません。が、周囲を含めて事実確認を重ねていくと本人が不正行為を行い、そして歯止めがきかなくなった原因がだんだんと明らかになってきます。管理体制に甘さがあった、仕事のミスを帳消しするためだった、無理めの住宅ローンを組んでいた、ギャンブルにはまっていたといったものです。ありきたりといえばありきたりなのですが、だからこそ誰もが不正行為の当事者になりえるのです。しかし誰もが当事者になるわけではありません。周囲の環境を含め原因が確認できたとしても、当事者(の行為)にほんのわずかでも理解を示すわけにはいかないのです。情状に流れてしまいがちな人もいるのですが、一線を超えるのと踏みとどまるのとではまったく次元が違います。こちらが情に流されぶれてしまっては有効な再発防止策が打てません。


ヒアリングの終盤、本人が何かに堪えきれないように涙を流しました。
自分が起こしたことの重大さに初めて気づいたのか、
自分の未来が閉ざされることに恐怖を覚えたのか
家族の顔が浮かんだのか
何リットルの涙を流そうとも、もはや元の自分に戻れないことはわかっているはず。
そう思い、涙が流れたのか

かける言葉もなく、ただ見つめているしかありませんでした。






関連記事
スポンサーサイト

カテゴリ:備忘録・雑感

2013/11/20 Wed. 01:27 -edit- Trackback 0 / Comment 0

△page top

« セミナー聴講あるいは新規開拓
消費税増税をめぐるあれこれ 「実務解説消費税転嫁特別措置法」を読みながら »

コメント

△page top

コメントの投稿

Secret

△page top

トラックバック

トラックバックURL
→http://msutenatakano.blog.fc2.com/tb.php/146-66d12bed
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

△page top

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。