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本社の仕事 

  パナソニックの本社規模削減のニュースと某所に掲載された某コンサルの本社不要論にふれて。

 僕は営業部門や販売子会社に籍をおいたこともあるし、今は持株会社の管理本部などいわゆる本社部門に籍を置いています。かれこれ四半世紀に及ぶ会社員生活を非本社部門と本社部門とほぼ半々の割合で過ごしていることになります。だから
そのときどきで 「本社なんて現場のこと、全然わかっていないな!」「どうして現場はいうことをきかない!」と科白を吐いています。立場が変わればなんとやらですが、その立場なり役割に就いてみないとわからない事はあるものです。

 某コンサルの本社不要論は極論としても、本社部門というのは必ずしも効率的な業務運営がされているとは限りません。過去から綿々と続く定型的・単純業務をこなしているところも確かにあると思います。このような業務は比較的人件費が高い本社部門の人間が従事するよりはアウトソーシングした方がよいに決まっています。
 問題はアウトソーシングしたあとの話です。定型業務から解放されたはいいが、実は他にやれる業務がなかった、やりたい業務がなかった、などという人になってしまったら、まさに「本社不要論者」の餌食です。(もっともこのような人は本社部門でなくとも生き残りが難しいですが)
 では本社部門の仕事とは何なのでしょうか?

 あくまで僕の経験からなのですが、販売でも製造でも現場というのはどうしても今日、明日、長くても1か月ぐらいの視点で物事を捉えざるをえない面があります。現場はナマモノのようなものですから、その場その場での対応力が要求されます。今目前でライバルにもっていかれそうな注文を取り戻す、きつい短納期要求に応えて製造するといったことが重要事項なのです。
 これに対して本社部門は、通常であれば毎日現場のように追いまくられるような状況にないわけですから、中長期的な課題に取り組むことができます。例えば現場でバトルを繰り広げているライバル企業との事業提携企画、パブリック・アフェアーズ、IRの充実といったところでしょうか。

 数年前、販売子会社にいた頃、メンバーたちにいわれたことを今でも覚えています。

「現場の仕事はきついけれど、最初から承知して働いている。本社の人は一緒に汗をかきますといってくれるけれど、そんなことを頼むつもりはないすよ。そこは俺らプロだから。プライドあるから。何としても売るよ。その代わり本社の人は、俺らに3年後、5年後の夢をもたせてくださいよ。そういう仕事をしてくださいよ。」

 そういう仕事がアウトソーシングでできるわけないじゃないですか。


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カテゴリ:備忘録・雑感

2012/05/30 Wed. 00:31 -edit- Trackback 0 / Comment 0

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つぶやき岩の秘密 (新潮文庫) 

 本日は法務でも広報のネタでもありません。

 諸々事情が重なり、業務が前に進まないので早々に職場を離脱、月曜日なのでまっすぐ地元に。

 地元駅にあるスタンド書店に寄って、つい手に取ったのが「つぶやき岩の秘密(新田次郎 新潮文庫)」。
このタイトルでぴんときた方は少なくとも年齢40代半ば以上だと思います。
そうです。今から40年近く前に放映されたNHK少年ドラマシリーズの名作の原作です。

 と訳知り顔でいうほどドラマを観た記憶がはっきりと残っているわけではありません。(放映当時小学校低学年だったもので)ただタイトルバックの映像と、小学生男子がなんとも惹かれそうなタイトルが記憶に残っていたに過ぎないのですが、今日書店で見かけた瞬間に手にとっていました。変な例えですが子どもの頃にしなかった宿題帳を見つけてしまったような、そんな感じです。
 仕事の合間の息抜きに読もうと思います。 

 なぜ今文庫化なのかと思ったら、今年は新田次郎の生誕100周年にあたるのですね。


つぶやき岩の秘密 (新潮文庫)つぶやき岩の秘密 (新潮文庫)
(2012/05/28)
新田 次郎

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カテゴリ:書籍その他

2012/05/29 Tue. 00:22 -edit- Trackback 0 / Comment 0

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クライシス・マネジメント(BUSINESS LAW JOURNAL 7月号) 

 特集は「法務研修プログラム」ですが、特別企画の「クライシス・マネジメント基礎講座」について。
ちょうど5年前、単独ではなく業界団体共同で製品リコールを実施、その際に故意ではなかったにしろ過去の死亡事故報告漏れを公表し、謝罪した側としては、身にしみる内容です。
 身にしみているのは次のところです。

【郷原弁護士】
①マスコミの動きの背後には、必ず国民や社会のその問題に対する見方・評価がある
②マスコミの企業不祥事報道に大きな影響を及ぼすもうひとつの重要なプレーヤーは行政当局
③当局側は最近はマスコミの論調や、国民、被害者、遺族がどう受け止めているのか、それに阿る傾向が強まっている
④本誌図表1「クライシスマネジメントとフォーメーション」とその解説(ボールの見極め、ディフェンダーの役割)

 特に②については、5年前の5月はちょうど改正消費生活用製品安全法(消安法)が施行された時期で、それまで企業寄りだった行政当局が、消費者側に軸足を移したまさにその時期です。行政当局と接していて潮目が変わったことを痛感させられたものです。

 ここまで書いて、このブログで具体的にどこまで踏み込むか未だ悩んでいます。しかし「通常の企業人がなかなか遭遇しない危機」に遭遇した身としては、何かしら書き残すべきなのかもしれません。もう少し悩みます。



BUSINESS LAW JOURNAL (ビジネスロー・ジャーナル) 2012年 07月号 [雑誌]


カテゴリ:法務

2012/05/25 Fri. 01:12 -edit- Trackback 0 / Comment 0

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信頼される法務 

  ビジネス法務7月号は「信頼される法務部員になる10の秘訣」と、ぎくりとさせられる特集。
「秘訣」といわれると弱い法務担当者はすぐに手にとられた方も多いのではないでしょうか。
僕も買いました。

 独り法務体制だと、他部門からみると信頼できようができまいが、その担当者に依頼するしかありません。独り法務体制は僕だけの責任ではないけれど、申し訳ないなあと思うときがあります。なんといっても、由緒正しい(?)法務マンではなく、40過ぎてからのにわか法務ですから、異動直後はそれこそ信頼性もへったくれもないレベルでした。(今もたいしたことはありませんが)

 異動当初の利用者側からみた僕の長所は、「敷居が低い」ことだったと思います。僕が異動する前の法務担当者は代々親会社文書部門からの出向者でした。相談しずらい、こちらの業界や商習慣をよく知らないので話が通じにくい..ということがありましたから、法務としては未知数だけど営業や事業企画部門、社員教育部門を転々としてきた奴だから、少なくともいちから説明しなくても済む、と思われていた節があります。
 あとは自分が営業だった頃、契約書チェック待ちでじりじりさせられた事があったので、可能な限りすぐ返答するように務めたことぐらいしか思い浮かびません。
 
 僕自身のスキルアップと存在感アップに繋がったのは、異動して半年後の製品リコール対応と会社売却といった皮肉にも会社のピンチのときなのですが、信頼性ということよりも、面の皮の厚さとかタフさという点が評価されたのではないかと思います。
 
 信頼を得る近道はなく、日々の些細な事の積み重ねだと思うのですが、こうしながらもビジネス法務を読み、「うわ、まだこれやっていないや」とおののいている雨の夜です。




カテゴリ:法務

2012/05/23 Wed. 00:09 -edit- Trackback 0 / Comment 0

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小言をいいたくなる瞬間(広報) 

 今回は広報の話です。ほとんど個人的な感想であることを予めお断りしておきます。

 細々ながら広報業務にもついているので、そこそこ全国紙、業界紙の記者たちと接触があります。

 業界紙記者は対象業界と読者層が明確なので、取材対象である企業に対しても読者層に対しても真剣さを感じます。当然業界や会社情報、商品知識も豊富で、支障ない範囲でいろいろと話をすることがあります。会社規模が大きくないところは記者が取材の最後に広告の営業を追加していきますが、そこはなんというか大手にないしたたかさというかしぶとさを感じます

 全国紙記者は定期的な異動があるためか、担当業種への思い入れは業界紙記者には敵いません。また単独スクープのノルマがあるようで、これをクリアできないと異動の間隔が短くなるようです。
そのためか、記者によっては取材申し入れの際も「何か近々発表することはないですか」「リリース直前に教えてください」といった電話が多く、毎回苛立たせてくれます。
若い記者の、いの一番にスクープを取りたいという気持はわかるのですが、それだけを剥き出しにされると少しぐらい前フリをしておくか、という気持も冷めてしまいます。

 先日、企業再編や提携に関するスクープ記事を狙っている全国紙記者から、勤務先の株主異動や株式の状況を質問されたのでかいつまんで説明をしていたら「すみません、教えてください」と珍しく丁寧な質問。何かと思えば「自己株式って何ですか」「えー、それでは御社が10%で90%をファンドがもっているのですか?」などとときいてきました。「株式のこと、よくわからなくて」と悪びれた様子もありません。「M&Aの記事を書きたいのに、会社法まわりや株式に関することを知らないじゃしょうがないだろう」と小言をいわざるをえませんでした。
 
 電子版充実だけでなく、記者の育成もお願いしますよ。


 

カテゴリ:広報

2012/05/19 Sat. 18:18 -edit- Trackback 0 / Comment 0

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「会社法の正義」を読みながら考えた 

 カテゴリを作っておきながら、何の記事も書いていないことに気づきました。
刊行時期(2011年12月)からいっていまさらな時期ではあるのですが、私事にも関わる内容でもあったのでこの書籍を取上げます。

■「会社法の正義」(商事法務 草野耕一著)

全部で10章(講義の再構成ということで章ではなく《話》としていますが)とからなる構成で前半5章が会社法総論、後半5章がM&Aの各論となっています。
このうち、僕自身の関心事と重なったのは以下の章。

・第2話「企業経営の目的とは何か」
・第3話「日本的企業観について」
・第4話「経営の多角化」
・第7話「M&Aの諸技法(その1) スクイーズアウトとロング・フォーム・マージャー」
・第8話「M&Aの諸技法(その2) 買収の対価の選択と支配株主がいる企業のM&A」

 ご存知のとおりM&Aの「対象会社」の法務担当者なもので、売主買主が一体何を目的に我々を売却し買収したのかあれこれと考えながら読みました。

 今回、投資ファンド傘下から上場企業に買収され子会社となることが決定しましたが、かつての企業グループに所属していたときの親会社・子会社の関係とは当然異なります。我々に対して一部報道にあった買収額で妥結したプロセスがすべて明らかにされるとは思えません。だからといって、投資する側の理由を理解しなくていいという事でもないでしょう。本著に書かれていることはこの点を理解するためのヒントになるのではないかと思った次第。
企業法務担当者はファイナンス理論の理解が必須であることをひしひしと感じた、というのも正直な感想です。

 しかし、大きなお世話かもしれませんが本著はタイトルで損をしているのではないでしょうか。
帯に「経営者必読の指南書」とありながら書店では法律や会社法のコーナーに積まれています。会社法のコーナーに足を運ぶ経営者が多いとは思えませんし、仮にいたとしても「正義」とあると「またコンプラの本か」と誤解されてしまいそうです。読んでほしい層に行き渡っているのでしょうか。

 そんなわけで、役員研修のネタ本候補に加えておきます。




カテゴリ:書籍その他

2012/05/13 Sun. 23:29 -edit- Trackback 0 / Comment 0

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正しい会社の売られ方 番外 

 微妙な事項に触れることもあるので、慎重に(のんびりか)と本シリーズを書いておりましたが、このほど株主である投資ファンドと某上場企業との間で株式譲渡契約が締結されました。5年ぶり、二度目の売却となりますが、今回は投資ファンドのイグジットであり、また上場企業グループの一員になるということで、社内外の反応も前回のときとは異なります。
 本件の法務・広報に関するあれこれは、さすがにこの場で取り上げることはできません。「正しい会社の売られ方」の進行に沿って(本当にのんびりですが)いずれ明かすことになると思います。
 取り急ぎの報告でした。
 

カテゴリ:正しい会社の売られ方

2012/05/12 Sat. 18:03 -edit- Trackback 0 / Comment 0

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正しい会社の売られ方 9の5 

それにしても..の続きですがやっぱり抑え目に書きます。

 平時においても、ブランド投資というものは効果が読みにくいものです。100億円かけたとしてもブランド認知率が上がったり、企業好感度が上昇するとは限りません。3年間ブランド投資を続ければよいというものでも、コンサルやデザイン会社に委託して格好のいいロゴマークを作ればよいというものでもありません。商品や役務は当然として例えば受付や電話の応対といった日常業務の隅々までの品質向上のための投資も必要と思っています。
企業ブランドイメージの高い企業は、「効果の読みにくい投資」を継続的に(半ば恒久的に)行っているし、またそれだけの体力があるということです。

 勤務先の場合、経営的に残念な状況だから売却されるにもかかわらず、効果の読みにくいブランド投資を否応なしに行わざるをえないところが財務的に響きました。売却された年度に続き、ブランド変更に関わる費用が発生した年度の決算も非常に厳しいものになりました。(すべてがブランド変更費用ではありませんが)
今更の話になってしまいますが投資ファンドではなく事業会社への売却であれば、買主側のブランドに組み込まれるのですから、旧ブランドの撤収費用は負担するにしても、新ブランドへの投資全額を負担することはなかったかもしれません。事業会社が買主にならなかった事情があるかもしれませんが、勤務先には厳しい選択でした。

 僕のいる業界は消費者(ユーザー)だけでなく中間ユーザーである流通会社や建設会社も採用するメーカーのブランドを重視するところがあります。顧客離れ⇒さらなる苦境というリスクもあったわけです。
同業者からも心配された(!)ほどの短期間でのブランド変更(加えて企業グループからの離脱)、果たして売主そして買主がどの程度対象会社の事業リスクを想定していたのか...リスクはこれだけではないのですが、可能であれば話を訊きたい点です。

 実際は危惧されていたような顧客離れはそれほど起こりませんでした。顧客や取引先との接点を持っている営業マン達が奮闘してくれたのと、何よりも彼らが日頃から顧客の信頼を得ていたのだと思います。
 格好いいブランドマークも必要かもしれませんが、企業は人なり、最後は社員の力がブランドだよ、ときれいにまとめて(?)「9」を終わらせます。


カテゴリ:正しい会社の売られ方

2012/05/02 Wed. 20:00 -edit- Trackback 0 / Comment 0

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